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【医療職向け】フリーランス理学療法士のメリット・デメリットを解説!


理学療法士は、主には医療介護保険制度下で医師の指示のもと「理学療法」を提供することを主な仕事としていますが、一定の経験年数を積むと「フリーランス」になって自由に働きたい!

と思う方もいるのではないでしょうか?しかし、フリーランス理学療法士は良いことばかりではありません・・・。

そこで今回は「フリーランス理学療法士」のメリット・デメリットについて詳しく解説していきましょう。

【医療職向け】医療知識を活かしたメディカルライターとしての働き方

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フリーランス理学療法士っているの?

「フリーランス」という言葉をよく耳にする機会は増えてきましたよね。

近年、日本ではフリーランスとして働く人は増加傾向にあります。

数で言えば・・・日本全体で300万人以上がフリーランスとして活動をしているという調査結果が内閣府より発表されています。

2019年に施行された働き方改革によって柔軟な働き方を認める動きが高まっており、理学療法士にも自由な働き方を求める方が増える傾向にあります。

これまでは理学療法士は、「病院」「施設」などに正社員またはパートとして勤務するのが、ほとんどでしたがここ数年で多様化し、「フリーランス」として活躍する理学療法士も増えてきています。

 

フリーランスとは?

フリーランスとは?

会社や団体に属さずに、独立して自らの専門性を活かしたサービスを提供する人のことを言います。

自身が個人事業主となり、人を雇わず個人で活動をしていればフリーランスに該当します。

そのため、副業でも個人で契約を結び、仕事を受注している場合もフリーランスに該当します。

フリーランス理学療法士のメリット

理学療法士は「医療の国家資格」に該当するため、基本的に就職に困ることはありません。

しかし、個人事業としてフリーランスを目指す理学療法士がいるのはなぜでしょうか?

それは大きく3つあると思います。

理学療法士の枠に縛られず、自身の強み、思いを活かした理学療法士として活躍していきたい

仕事量、勤務時間などの調整が出来るため、ライフワークバランスを重視した働き方をしていきた

・「理学療法」という形での算定上の直接施術でのサービス提供にこだわりがない

自身の強み、思いを活かした理学療法士として活躍していきたい

「理学療法士」

であれば、現代の養成校からの就職先は基本は医療機関・施設・クリニックへの就職がほとんど

かつ、「医療」の一環であるため、教育体制も充実しており就職すれば、様々な教育をうけ成長をしていくことになります。

ただ、制約は多いという一面も持っており、個人の個性や想いといったもの以上に「法律・ルール」からの制約を受けざるを得なくなります

一定の時期で多くの理学療法士が一度は考えるであろう、「独立」「フリーランス」では、自分の個性はある程度保障されるはずです。

そして、フリーランスとして自身の強みを活かせる団体や企業と契約を結ぶことで、

個人の特性と専門性を最大限に発揮した理学療法士として活躍していくことになります。

 

ライフワークバランスを重視した働き方をしていきたい。

フリーランスの最大の強みは時間に縛りがないことです。

勤務時間や休日の調整がしやすくなり、働き方がさらに自由になり、

ライフワークバランスを大切に出来るようになります。

決まった時間、指示された仕事で働くよりも、自分の判断に応じて働き方、働く量を調整することが出来る方が合っている方には大きなメリットになるはずです。

 

自身の頑張りに応じて収入を増やしたり、仕事を選んだりすることが出来るフリーランス。

一般的な理学療法士の働き方とは違う働き方が出来るという点も、フリーランスならではだと思います。



↑例えば↑のような、理学療法士としての「知識やスキルを売る仕事」がスタートにはおすすめしています。

「理学療法」という形での算定上の直接施術でのサービス提供にこだわりがない

理学療法士は法律上

「厚生労働大臣の免許を受けて、理学療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、理学療法を行うことを生業とするものをいう」

とされています。 理学療法士及び作業療法士法(昭和40年06月29日法律第137号)

ポイントとなるのが、「理学療法」を提供しないのであれば制約はない。ということです。

近年では、「健康教室」の開催や健康増進・介護予防に向けた体操指導、産業保険分野への参画が期待されています。

委託事業

各自治体や企業が主体で行っている

介護予防事業

「未病を対象にした健康事業」

「産業保険事業」

についても理学療法士が積極的参加することを促す声明が出されています。

エビデンスに裏付けされた医療情報を持つ医療資格者が世間にもっともっと知識を提供していくことが出来れば
健康、予防、美容、ライフスタイルなどに大きな貢献
をすることが出来るでしょう.

フリーランス理学療法士のデメリット

フリーランス理学療法士にはメリットばかりではありません・・・

フリーランスになる前にデメリットがあることもよく知っておく必要があります。

1.勤務時間・有給という概念がない

個人で活動をしているため、個人事業主という扱いになります。

勤務時間や休日といった決まりはないため、手当、残業等の概念もないことになります・・・。

ポジティブに捉えれば、自由な働き方が出来るわけですが、案件次第では長時間を超えるものだったり、制限がない分、労働環境は不安になりがちです。

2.自分で仕事を獲得しなければ収入は発生しない

1回/月に固定で収入が得られる正社員と違って、生計を立てていくには個人で仕事を獲得し、収入を得ていくしかありません。

よって安定した収入を得続けるまでには変動が発生しやすく、収入は不安定になりがちです

また、突然契約を解除されることもあるため、予定していた収入が得られなくなる可能性も否定出来ません。

保険として、自身のスキルを売れるようなサイトに登録をしておくことがおすすめです。

⒊年金や健康保険

厚生年金は国民年金

健康保険国民健康保険として自己負担へ(これまでは勤務先が負担してくれていた)

厚生年金から国民年金へ変わること=老後にもらえる年金額が減る+保険料も増額

そのほかにも確定申告、ローンが貸付しにくい・・・などがデメリットで挙げられるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

医療の国家資格として安定した職業と言われがちな理学療法士でも、あえてフリーランスを目指すことで、世の中に貢献できる働き方をしたり、縛りがなくなったりと魅力的な働き方の一つです。

ただ、それにはデメリットも伴います。

「行動」はどんどんしていくべきですが、無知とは少し違いますので、事前によく調べた上で自分に最適な働き方を選択していけるようにしましょう。

今後フリーランス理学療法士として活躍したいと考えている方は、是非是非検討してみてはいかがでしょうか??

 

  • この記事を書いた人

たくみ

30代 / 2児のパパ / 理学療法士 /メディカルトレーナー 元総合病院勤務 / リハビリ施設9施設/指定運動療法施設3施設のテクニカルマネージャー / 介護予防事業講師 企業での仕事の傍らフリーで「ヒトの健康な暮らしを作る」をテーマに、地域に医療/健康を根ざすための活動や教育活動を行っています。

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